第29回R勉強会@東京( #TokyoR )の予習メモ
今週末の Tokyo.R #29 ( http://atnd.org/events/36417 ) はいつもにも増して興味深い発表が多いので、より理解できるようにちょっとだけ予習というかメモ書きをしておく。
予習するのは以下の3本。
- RでAHP ( [twitter:@Soultoru] )
- シリーズ前処理2013:外れ値(仮)( [twitter:@sfchaos] )
- Rによる独立成分分析( [twitter:@mikiya0417] )
★RでAHP
AHP( Analytic Hierarchy Process) は一対比較法の一種。
一対比較法は官能評価などで3個以上の対象物を2個の組み合わせの相対評価から、心理的、主観的な評価を数量化(尺度化)する方法。
いくつかの手法があるが、よく知られたものとしてサーストン法(プロビットモデル)、シェッフェ法、ブラッドレイ・テリー法(ロジットモデル)などがある。
AHPはこれを階層化したものでオペレーションズ・リサーチの世界で発達してきた。
RでAHPを行うには群馬大の青木先生による関数を使うのが手っ取り早い。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/AHP.html
他の一対比較法についても青木先生による関数がある。
サーストン法 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/ThurstonePairedComparison.html
シェッフェ法 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/ScheffePairedComparison.html
ブラッドレイ・テリー法 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/ScheffePairedComparison.html
★外れ値
外れ値の検討 ([twitter:@isseing333] さん)
http://d.hatena.ne.jp/isseing333/20110901/1314883790
scratch-Rには mvoutlier パッケージの使用例。
http://eau.uijin.com/stats/anovaAssumptions.html
outliers パッケージのgrubbs.test関数の使用例。
http://sc1.cc.kochi-u.ac.jp/~murakami/cgi-bin/FSW/fswiki.cgi?page=R%A5%E1%A5%E2#p12
[twitter:@kingqwert] さんによる DMwR パッケージのlofactor関数の使用例。
http://d.hatena.ne.jp/kingqwert/20130103/p1
RjpWikiにもどなたかが外れ値の探索に便利な関数を載せてくれている。
http://www.okada.jp.org/RWiki/?R%A4%C7%A5%C7%A1%BC%A5%BF%A5%AF%A5%EA%A1%BC%A5%CB%A5%F3%A5%B0#h9b85c91
★Rによる独立成分分析
独立成分分析は次元縮約の方法の一つ。
Rでは fastICA パッケージで実行できる。
独立成分分析そのものについては下記が参考になった。
http://www.slideshare.net/zansa/121218-zansa13-for-web
主成分分析と独立成分分析の違いについては下記のページが参考になる。
http://meg.aalip.jp/ICA/index.html
Rでの実行については [twitter:@kzfm] さんの以下のエントリも参考になる。
http://blog.kzfmix.com/entry/1226406576