二値変数の因子分析(その2)

『グラフィカル多変量解析』のp150-p154に、関連する記述あり。

 問題は,二変数を従属変数に使いたいとき,そして,5件法や7件法などの変数をどう分析するかです.
 これらの変数に対して,次の3通りの扱い方があります.

 (1)連続変数とみなす
 (2)多分相関係数(polychoric correlation coefficient)、多分系列相関係数(polyserial correlation coefficient)を使う
 (3)多項分布に基づく方法

グラフィカル多変量解析―AMOS、EQS、CALISによる 目で見る共分散構造分析

グラフィカル多変量解析―AMOS、EQS、CALISによる 目で見る共分散構造分析

 これの(2)のやり方に取り組んでいるところ。
 推定法にはADF(Asymptotically Distribution-Free/漸近的分布非依存法)を使うべきらしい。

二値変数の因子分析(その3)

 AMOSの場合、推定法にADFを指定するには生のデータが必要なようだ。
相関行列からの分析は出来ない。
さて、困った。

ここらへんを読むと、どうやら最小二乗法(ULS)でも大丈夫なように書いてある(ように読める)。

一般化最小二乗法(GLS)を推奨する人もいるようだ。

いずれにせよ、最尤法(ML)は避けた方が良さそうだ。