プログレ

ムーブメントとしての Progressive Rock はとっくの昔にその役割を終えているし、いまさら(というか80年代以降)プログレを演ろうという奴らは先人の志を全く理解していないと思うのだけれど、だからといってプログレが死んでしまったわけではない。
Dr.Alex Paterson や FSoL をはじめとして DJ Shadow, Tool, GY!BE,(あと、Coccoも忘れるな!)などなど、拡散しつつも Progressive Rock の血脈を正しく受け継いでいる人々はまだまだいる(自覚しているかどうかは一先ず置く)。
そんな意味で、非常に評判の悪い「プログレのパースペクティヴ」(MookなのでISBNが付いてない)も一つの試みとしては意味のあるものだったと思う(試みが成功したか失敗したかは知らん)。少なくとも「プログレッシヴ・ロックの哲学」(ISBN:4582831346)なんていう救いようの無い本よりよっぽどましである。
……そんで、何がいいたいかって言うとね、活動暦30年を超えていまだ若手と対等に渡り合おうとする King Crimson、いや Robert Fripp 翁は手塚治虫にも似て、正に“生けるプログレ”であるなぁと。そんだけ。